君恋、君想い ①
1月29日。合格発表当日。


「お母さん。じゃ、行ってきます。」

「電話…待ってるからね?。」

「うん!。」

あたしは早くから合格発表を見に行った。

結果______。合格。

涙が出そうなくらい嬉しかった!!。

「お母さん!!合格したよ!!。」

<<未優!!おめでとう!!。>>


そうして、人早く高校に受かったあたしは

一安心。皆、受験、受験だけどあたしは暇だった。

応援しないと…。

「未優?。お前、高校何処行くの?。」

話しかけてきたのはクラスで最も仲が良い男子。

「あッ。華澄学園だよ?。」

「あそこ金持ち学校じゃね?。」

「そうなの?。直斗は何処行くの?。」

「あぁ、俺、高校いかねーよ。」

「やっぱか…直斗だもんね?。」

直斗の親は裁判官だから後を継ぐそうだ。

「頑張ってね?裁判官。」

「お前もな?高校行っても仲良くな?。」

そう…もう卒業式の練習が始まっています。

もう…この学校ともお別れ。



3月15日。卒業式。

皆泣いてます。あたしも…。

「梨穂…元気でね?。」

「未優もだよ?メールとかしてね?。」

「うん。遊ぼうね?絶対。」

先生も泣いていた。あの熱い先生の事泣くのは分かってた。

「皆ー!!写真撮るぞー!!。」

そう言って最後の写真を撮った。

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