君恋、君想い ①

・入学、再開！？

４月８日。華澄学園入学式。

真新しい制服に新しい生活。実は華澄学園は

寮なのです。今日からあたしは寮生活です。

お母さんを１人にするのは寂しいけど、お母さんは大丈夫

みたいです。

「お母さん。たまに帰ってくるからね？。」

「うん。元気でね？。」

でもまさかこんな事になるなんて予想もしてなかったですッ。

あたしは足を進めて華澄学園へ行った。

「ココかぁ…今日から住む寮。」

「ねー？。新入生？。」

見知らぬ美人な女の人が話しかけてきた。

「は・はい。あなたは？。」

「あたしは星井　澪。あたしも新入生。よろしく。」

友達がさっそく出来たよ！！

「あたしは逢崎　未優！ヨロシクね！。」

あたし達は一緒にクラスまで行った。

運良く澪とあたしは同じクラスだ。

「新入生の皆さん。入学おめでとうございます。」

長い長い入学式が終わり次は寮の部屋割り。

な…なんという事だ…。なぜ女子と男子の組み合わせなんだ？。

変な寮だ。女子と男子１人ずつの部屋らしい。

普通は女子同士でしょ？。

あたしは部屋割りのプリントを見た。

…天音　和磨？…

アマネ　カズマ？。誰？キモイ人だったらどうしよう。

あたしは２０３号室まで恐る恐る足を進めた。

開けようか…開けないか…開けようか…ッ。

あたしはドアを開けようか迷っていた。

『おい。邪魔…。』

「…？なッ…すいません。」

何コイツ！！最悪。誰？。

『あッ。アンタって逢崎？。』