私のSweets Boy 2
Sweets.1

それは、突然にやってきた!


「うーん・・・」


「どーしたのよ? 浮かないカオしちゃって」


お店が休みの今日、小百合とショッピングに出掛け、


ランチを摂るために入ったカフェで、


頬づえをつきながら、考え事をしていた。


「うん、ねぇ小百合、ヘンなこと聞くケド、
その・・・彼と初めての時って、どう・・・した?」


「え?!」


カップを持つ手を止め、小百合の丸い目が、さらに大きくなった。


「って、麻紀! もしかして、バージ「違うよっ」」


小百合の続きの言葉を急いで制して、


大きな声でそのコトバは、やっぱりココじゃ、ダメでしょっ


「一応、経験済みだけど、付き合ってる彼と、初めて、そうなる時って
どんなのかなぁ、って・・・」


そう、


振り返れば、10日前、2月14日。


バレンタインの日


思い出すと恥ずかしくなるようなことを、


陽介に言ってしまった・・・・・

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