私のSweets Boy 2
「…輩! 先輩っ!…麻紀!…」
部室を出て、廊下を歩いてると
後ろから呼ばれた
振り返れば…
「坂口くん…」
彼は、遅れて部室に入ってきたらしいけど、
私は、気付かなかった
それくらい、私は、上の空だったよう…
「どうした?
なんか、今日、元気ないよな?」
「え?! そ、そうかな…」
坂口くんの顔がまともに見られない…
「これから、時間、ある?
バイトの時間まで、ちょっと付き合って…」
「う、うん」
坂口くんの後ろをついていく…