私のSweets Boy 2

会えるかどうかわからない…


だけど、


後悔したくないから…


陽介が帰ってくるのを待とうと、
決めた


日差しがまだ、強く照りつける午後、

少しの日陰を見つけ、
そこで、じっと待つ…



――――

――――――――


どれくらい、待ったかな…


もう、日が暮れ始めてきた…


さすがに、立ってはいられないから、
エントランスの入り口の一角の
植え込みの縁に腰掛けた


そして、
夕暮れから夜になった頃、


黒塗りの高級車が
マンションの前に停まった


そして…


後部座席から、
陽介が降りた


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