私のSweets Boy 2
「麻紀…
なんで、ココに来たんだ?」
あ、やっぱり、迷惑…だった…んだ
「ご、ごめんね、
私、やっぱり、帰る…」
ソファーに座っていたけど、
立ちあがり、
部屋を出ようとした
「麻紀っ!!」
陽介の大きな声…
ビックリして、身体が震えた
「ご、ごめん…
ちゃんと、話を聞きたかったから…
座って、麻紀…」
私をソファーに戻し、
陽介も、隣に座り、
私の方を向いた
「なにか、ワケがあるんだろ?
麻紀、教えてくれよ…」
私の顔を覗きこむ…
「よう…すけ…私…、やっぱり、私…」
瞳の奥から、
涙がじわりと滲んでくる…
「ゆっくりで、いいよ、なに?」
「私…やっぱり…
陽介が…すき…なの…
会えないし、連絡できないし、
そんなの…ヤだって思った…けど…
私には、やっぱり
陽介が必要なの…
だけど…
陽介は、私なんて、必要ない…でしょ…?」
涙を留めるのが難しいくらい
あふれてきた
「ばーかっ…
俺が、いつ、麻紀を必要ない、なんて言った?
俺には、いつだって、
麻紀しかいないよ、
それくらい、わかんないのかよ? 麻紀っ」
陽介は、両手を広げた
そして、
私は、陽介の胸の中に飛び込んだ…