私のSweets Boy 2

私の家に着いて、

車を降りたあと、

陽介は、車に戻っていくと思った

だけど、

意外な行動をした


「麻紀、今、おじさん、いるよな?」


「うん、たぶん、厨房にいると思う」


店の横の裏口から入れば、
やはり、
お父さんは、厨房にいて…


わたしを見るなり、
すごい形相をした…


「おじさん、お久しぶりです
俺が、彼女を引きとめてたんです
遅くなってすみません」


お父さんは
ハァと溜め息をつき、
厨房へと戻ろうとした



「待って下さいっ おじさんっ
お願いが、あるんです!」


「なんだ?」


めんどくさそうに、
お父さんが陽介の方へ振り向いた


「俺を、もう一度、この店で働かせてください
そして、おじさんの弟子にしてくださいっ」


えぇっーーーー!

何を突然言い出すかと思えば…


陽介は、
90度、身体を倒し、
深く、お父さんに頭を下げた


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