私のSweets Boy 2
「どうしたの?! 陽介!
弟子って! まさか、学校もっ…」
頭を下げる陽介に
私は言った
だけど、
「麻紀は黙ってなさい!」
お父さんの喝が、入った
「ご、ゴメンなさい…」
「陽介くん…
頭を、上げてくれ…
私は構わないが、
君のいろんな事情は、
どうするんだね?
それに、
君のお母さんは、
知ってるのか?」
「祖父には、
明日にでも、話します
母は、昨日、電話で
伝えました
僕が、後悔しないなら、
それでいい、と
言ってくれてます」
いつにも増して真剣な表情の陽介…
「そうか、わかった
とりあえず、
お祖父さんに伝えて、
それから、また一緒に考えよう」
そう、お父さんは言って
厨房へ戻っていった