私のSweets Boy 2
「おーい、麻紀ぃー
ちょっとこっち来て手伝ってくれぇー」
あぁ、もう!
お父さんってばぁ
ワケを聞こうとしたのに、
お父さんに呼ばれ、
厨房に行かねばならなくなり、
席を立った
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「お疲れ様でしたぁ、失礼しまーす」
片づけや掃除が終わった
バイトの子たちが、
帰る中、
坂口くんの姿を探す
「坂口くんっ」
ちょうど、更衣室から出てきた坂口くんを
呼び止めることができた
「あぁ、先輩、お疲れ様でした」
「お疲れ様、
坂口くん、日曜、空いてるか、って聞いたよね?」
「あぁ、はい」
「さっき、午前中だけお休みもらったから、
私に、付き合ってくれる?」
「あぁ、はい、わかりました
わざわざ、すみません」
「じゃぁ、おやすみなさい、気をつけてね」
「はい、おやすみなさい」
さっき、聞けなかったコト、
聞きたい一心で、
坂口くんを誘っちゃった…
ゴメンね、陽介…
ちょっとだけ、許してね…