私のSweets Boy 2

「うん、じゃぁ… お邪魔します」


そう言って、
助手席に乗り込んだ

軽自動車ほどではないけど、
坂口くんが…
近い…


「ねぇ…どこ行くの?」


正面を向いて、運転する坂口くんの
横顔に問いかけた


「うん…、麻紀が、元気出るようなトコ…」


元気って…

やっぱり、

私が、落ち込んでるの

わかっちゃったんだ…


車内は、

坂口くんが好き?らしい
洋楽が流れていた

私も坂口くんも、
敢えて何も話さなかった

しばらくすると、
舗装した道路から
砂利道になり、
山?の中へ入っていくようだった


「ねぇ、こんなとこに、
何があるの?」


少し、不安になった私は、
再び、坂口くんの横顔に問いかけた


「うん…もうすぐ、わかるよ…」




< 85 / 135 >

この作品をシェア

pagetop