私のSweets Boy 2
お店が終わり、
バイトの皆、それぞれ帰り仕度を始めた
「じゃぁな、麻紀、また明日な」
「うん、お疲れ様」
あの日、
私とキスをして、
私の返事を急かすワケでなく、
普通に接してくれてる
坂口くん…
そろそろ、ちゃんと
坂口くんと向き合わないといけない…
ずっと、そう、思い
決心がつかなかったけど…
「坂口くんっ!」
私は、従業員口へ向かう坂口くんを
呼び止めた
「ん?どうした?」
振り返り、私の顔をじっと見る…
「あのね…
表で待っててくれる?
少し、話したいことあるの…」
「あぁ、わかった、待ってる」
ちゃんと、
私の想い、伝えなきゃ…
エプロンを外し、
急いで、自分の部屋に戻り、
着替えた