私のSweets Boy 2

「ありがとな、麻紀

やっと、決心してくれたんだ…
俺、ホントに嬉しいよ」


背中に回る手が、さらに強くなったので、


「ちょ、ちょっと、
苦しいんだけど…」


「あ、わりぃ…つい…」


ゆっくりと、力を弱めてくれた


「あ、これから、優華ちゃんと
待ち合わせだったんだ!」


優華ちゃんとの約束を思い出し、
連絡をした

そして、駅前のカフェで
待ち合わすことになった


「じゃぁ、俺、送ってやるよ
それに、
帰る時も、俺に連絡しなよ

きっと、遅くなるだろ?

一人で、帰るの心配だからさ…」


「ありがとう…
じゃぁ、お言葉に甘えるね」


店の裏の駐車場に停めてあった
坂口くんの車に乗り、
優華ちゃんとの
待ち合わせのカフェに向かった
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