私のSweets Boy 2
「ね、麻紀!
ホントに、陽介のコト、
もう、いいの?」
「え? いいっていうか…
会えないし、連絡も取れないし…
陽介だって、
跡取りの勉強と学校で、
もう、私のコトなんて、忘れちゃってるわよ…」
視線を目の前のグラスに向ける
「この前ね…
陽介がウチの店に来たのよ」
「え?!」
驚いて、
視線を優華ちゃんに向けた
「たぶん、会社の人に連れられて来たんだと思うけど…
10人くらいだったかな…
私は、上司の人の相手をしてたから、
陽介とゆっくり話せなかったけど…
すごく…元気なかった…
あんな元気のない陽介、
初めて見た…
ねぇ、麻紀…
もう一度、陽介と話し合ったら?
会うのは、私が手助けするから…
ねっ…」
優華ちゃんが、
テーブルに置いた私の手を掴む