私のSweets Boy 2

翌日、

映研の集まりがあった

部室に入ると、
東野先輩の機嫌がすこぶるいい


「みんな、聞いてくれ、
先日、出品した作品が、一次を通過した」


おおぉーーーっ

と、歓声があがる


「次は、二次、それが通過したら、最終審査だ」


部室の椅子に座っていたけど、
先輩の言葉は、聞こえていなかった


「…瀬、一ノ瀬っ!」


「あ、は、はいっ!」


「まったく、また、聞いてねぇのかよっ!!」


「す、すみませんっ!」


「最終審査は、お前も行くんだぞ、わかったな!」


「あ、は、はい…」


もう、完全に私は、
返事をするのが精いっぱいだった…





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