甘い君に溺れて
ちあきの言葉に空也はクスッっと笑った。
うわ…
笑うとちょっと子供っぽくてかわいい…
容姿だけじゃなくこのギャップにみんなやられるんだろうなあ。
「ちあきさんの名前の方が素敵ですよ?」
空也の言葉につい顔が少し赤くなった。
「はぁ…どうも。
ねぇ、それより…」
照れているのを隠すように横の二人をチラッっと見てみた。
うわー…
何かすごいラブラブなんですけどー?
「どうしたんですか?」
「結衣っていつからここに通ってるの?」
「結衣さんのお父さんの会社がこの店を買い取った時ぐらいなので…」
「そういえば結衣がそんなこと言ってた…」