甘い君に溺れて



唇が離れると、キスは首筋に移り、耳を軽く噛まれた。



「ちょ…空也…っ
外から丸見えだから…///」



ちあきが押し戻そうとすると、空也が耳元でとびっきり甘い声のホスト版空也で囁いた。



「その代わり、今日は寝かさないよ?」



―ドキッ…―



空也は耳元を離れて、頬が染まっているちあきを間近でジッと見た。



「いいよね…?」



「う…うん…///」



ちあきの言葉に満足そうににっこり笑った。



「じゃあ、まずはデートしようか♪」



さっきの甘い声はどこにいったのか、いつもの空也に戻っていた。



「あ、うん。」



こうしてようやく車が発車した。



もう…
心臓がもたないっ!!



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