甘い君に溺れて



「あっそー
じゃあ、もういいよ。」



そう言って空也はそっぽを向いてしまった。



うー…どうしよ…
でも最近空也に我慢させてたし…


あーもー!!
どーにでもなっちゃえ!!



ちあきは半分やけくそになりつつ、空也の服を強く引っ張った。



―チュッ…―



「…これで機嫌治してくれる?///」



空也は驚いていたが、すぐに笑顔になってちあきを抱きしめた。



「ちあき、かわいいー♪」



「ちょ、ちょっと…
こんなとこで抱きつかないでよ…」



ちあきは慌てて空也を引き剥がした。



すると空也がちあきの目をのぞきこむように言った。



「ね、もう一回して?」



「絶対にい・や!!」



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