甘い君に溺れて
二人は空也の予約していたレストランへ行って、早めの晩ごはんを堪能した。
「さ、じゃあ帰ろうか♪」
空也が運転席に座りながら言った。
「…え?もう?」
空也はクスリと笑みをこぼすと、ちあきの髪をサラッとすくった。
「だって、今日の夜は長いだろ…?」
ちあきは色っぽいホスト版空也に見とれてしまった。
何も言わないちあきに空也は、チュッっと軽くキスをして車を走らせた。
…ハッ!!
またホスト版空也にやられたわ…。
「はぁ…」
ちあきは諦めのため息をついた。