甘い君に溺れて
SToRy06



数日後…―


場所は社長室。



「は、はい…っ!?
今何ておっしゃいましたか…?」



「だから、栗山くんにお見合い話が来てるんだよ。」



「せっかくのお話ですが私には…「君に拒否権はないからよろしく♪」



社長はにっこりと笑いながら言った。



「…はい…?」



「とりあえず会うだけでもいいから。
取引先の社長がえらく君を気に入ったようで…

頼むよ、栗山くん。」



社長が必死に頼むので、ちあきは会うだけなら…と思い、渋々承諾した。



「栗山くん、ありがとう!!
明日昼の十一時に、オリエンタルホテルのロビーで会うことになっているから。」



< 111 / 161 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop