甘い君に溺れて



―チュンチュン…―



ん?
小鳥の鳴き声?

あれ、あたし結衣とホストクラブに居なかったっけ?


あーあれは夢だったんだ。



そう思い、ちあきは起き上がった。



―ズキッ…―



「あれ…頭痛い…
何か二日酔いみたいな感じ…?」



急に人の気配がして横を見てみた。



「…嘘でしょ?」



同じベッドにあのホストクラブの空也がすやすやと眠っていた。



ちあきは慌てて服を確認した。



「よかったー…
さすがに酔ってたとはいえ初対面の人はしないよねー」



そしてゆっくり昨日のことを思い出そうとしてみた。



昨日あれから…


思い出せない…
っとゆうか全く覚えてない。



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