甘い君に溺れて
「元カノの顔なんて見たくない…か。」
「……………」
「でも、あたしはやっぱり空也が好きなの…。」
―バンッ…!!―
空也は勢いよく立ち上がって怒鳴るように言った。
「お前のそうゆうとこが嫌なんだよ!!
二度とここには来ないでくれ!!」
「空也…
あたしは、もう昔のあたしじゃないよ!?」
「麗奈が変わったとしても俺にはもう関係ない。」
「空也、なんで?」
「もう頼むから帰ってくれ!!」
麗奈は悔しそうに唇を噛みしめると、走って店を出た。
「空也…どうしたんだ!?」
聖が慌てて空也の元へやって来た。