甘い君に溺れて
ちあきは一瞬にして顔の血の気が引くのが分かった。
まさか…まさかね…!!
伊集院さんに直接聞くしかないな。
そう心に決めてちあきは会社へと急いだ。
「結衣、おはよー」
「あ、ちあき!!
昨日空也くん大丈夫だった?」
「…は?何が?」
「…え?
昨日空也くんに会ってないの…?」
「それが…昨日飲み過ぎて酔っちゃって全然覚えてないんだよね。」
「飲んでたって誰と?」
「会社の取引先。」
「もう…空也くんが大変な時に何してるのよー?」
「どうゆうこと…?」
「実は昨日…」
ちあきは結衣から昨日の話を聞いた。