甘い君に溺れて
「本当ですか!?
ありがとうございます。」
「どこかで待ち合わせしたい所なんですが、今少し手が離せないので会社に来て貰ってもいいですか?」
「分かりました。
今から向かいます。」
ちあきは挨拶をして電話を切った。
空也ともこんなことあったよね…
本当に自分何してるんだろ…
酔うまでお酒は飲まないと心に決めつつ、伊集院の会社へ急いだ。
―コンコン…―
「…はい。」
「社長、栗山様が到着されました。」
「分かった。通してくれ。」
「かしこまりました。」
「ちあきさんを通したら大事な話があるから君は下がっていいよ。」
秘書は一礼して部屋を出た。