甘い君に溺れて
中へ入るにつれて空也の大きな声が聞こえてきた。
「ちあきーちあきー…」
「空也さん、飲み過ぎですよ。
奥に行きましょう?」
下っぱのホストが必死に空也を連れて行こうとしているが、空也は下っぱのホストの手を振りほどいた。
「酔ってねーよ!!」
ちあきは慌てて空也の前に立った。
「空也、話しがあるの。」
「ちあきっ…!?
なぁ、さっきの嘘だよな?な?」
空也はちあきの首に腕を回し、甘えたように言った。
「話しは奥でしよ。
みんなに迷惑かけてるでしょう?」
「ちあきがそう言うなら奥に行こうか♪」
二人は奥の部屋へ行った。