甘い君に溺れて



「ちあき…」



空也は真剣な眼差しでちあきを見つめた。



ちあきはにっこり笑って空也の頬にそっと手を添えた。



空也は頬に添えられたちあきの手をギュッっと握って微笑んだ。



「ちあき…
まだ朝だけど大丈夫…?」



空也の言葉にちあきはハッっとしたように手を離した。



「そ、そうだった…」



空也はクスッっと笑うとちあきを引き寄せた。



「でもちあきにあんなこと言われたら俺我慢出来ないんだけど…?」



「え、や、でも…」



空也は慌てるちあきのおでこに、優しくチュッっとキスした。



「でも…あいつと話しつけるまでは我慢するな。」



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