甘い君に溺れて
その言葉を聞いて空也は満足そうに笑ってちあきの頭を撫でた。
「うん。それでいい。」
空也はちあきの頭から手を話し、にっこり笑いながら伊集院を見た。
「ってことだから、伊集院さん。
あんたの入る隙なんてないから。
しかし、わざわざ一晩過ごしたみたいなメールをちあきに送ってタチが悪いよな?
ちあきの性格上、自分の所に聞きに来るって分かってたんだろ?」
「あぁ…分かってたさ。
傷付けてやれば別れると思ってたんだがな。」
「俺とちあきはそんな生ぬるい関係じゃないんで。
本当はあんたのことボコボコにしてやりたい所ですけど、もっといいことしてあげますよ。」