甘い君に溺れて



その言葉を聞いて空也は満足そうに笑ってちあきの頭を撫でた。



「うん。それでいい。」



空也はちあきの頭から手を話し、にっこり笑いながら伊集院を見た。



「ってことだから、伊集院さん。
あんたの入る隙なんてないから。

しかし、わざわざ一晩過ごしたみたいなメールをちあきに送ってタチが悪いよな?
ちあきの性格上、自分の所に聞きに来るって分かってたんだろ?」



「あぁ…分かってたさ。
傷付けてやれば別れると思ってたんだがな。」



「俺とちあきはそんな生ぬるい関係じゃないんで。

本当はあんたのことボコボコにしてやりたい所ですけど、もっといいことしてあげますよ。」



< 160 / 161 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop