甘い君に溺れて



「本当、昔から自覚ないんだからー」



結衣とは高校から仲良くなって、奇跡的に三年間もクラスが一緒だったから、もはや親友と呼べる仲だ。



「そうゆう結衣こそモテモテのくせにー」



「ちあきほどじゃないわよ。」



「はいはいー
さ、続きやろー。」



結衣の話をさーっと流してまたパソコンに向かい仕事を始めた。



「ちあきったら…

あ、そうだ!!
どうせ今好きな人居ないんでしょ?」



結衣がちあきの方に身を乗り出して言った。



「え?
まぁ居ないけど…」



「じゃあ今日付き合ってよ!!」



「どこに?
またいい店見つけたの?」



「まぁねー♪」




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