甘い君に溺れて
「すいません。」
「空也も指名来てるぞ。」
「分かりました。」
はぁ…
先が思いやられるな…
聖は少しため息をついた。
………………………―
しばらくすると空也が部屋に来た。
「あ、お疲れ様。」
「ありがとう、お待たせ。
じゃあ行こうか。」
「はい。」
空也はちあきの腰に腕を回して店の中へ行った。
すると他のホスト達が空也とちあきに挨拶してくれた。
ちあきは京太を見つけたが京太は一度もこちらを向かなかった。
二人は店を出てタクシーに乗った。
「日曜日はどこに行こうか?」
「どこでもいいですよ♪」