甘い君に溺れて
「どうぞ。」
空也は運転席から出て助手席を開けてくれた。
空也は普段のスーツとは違って普段着だった。
髪はいつもと一緒でセットされていた。
相変わらずかっこいいねー…。
「ありがとう。」
ちあきは助手席に座った。
「ちあきさんの私服も可愛いですね。」
「え、そう?
ありがとう…
でも空也くんこそ私服もかっこいいじゃない。」
「…え?」
「空也くんが人気あるのも分かるよ。」
「ちあきさん…」
ちあきはにっこり笑って言った。
「ねぇ、空也くんって何歳なの?」
「21歳です。
ちあきさんは?」