甘い君に溺れて

「ちあきちゃん、ここのお兄ちゃんと一緒のこと言うねー？」



「へ？
あなたもヤケ酒？」



「はぁ…まぁ…」



声をかけられ、空也は顔を上げた。



…マジかよ。
かなりの美人だなー…



うわっ!?
すっごいイケメンー…



「じゃあ一緒に飲もう♪」



ちあきは空也の隣に座ってビールをグイッっと飲んだ。



「あたしが話聞いてあげるよ!?
誰かに話したら少しは気が楽になるよー？」



ちあきもその日、会社で嫌なことがあったので、二人はお酒を飲みながらお互いに愚痴を言い合った。



「俺さー人にこんなに愚痴話したの初めて。」



「愚痴はねー
ためるより吐き出した方がいいんだよお？」