甘い君に溺れて



空也は優しく頭を撫でてくれた。



「…変態…」



ちあきのその言葉に空也はクスリと笑った。



空也くんの方が年下なのに余裕だよね~…



空也は夜仕事なのでその後、家まで送ってもらった。



「送ってくれてありがとう。」



「また連絡する。」



「うん。頑張ってね。」



するとグイッっと腕を引っ張られて頬に唇が当たった。



「じゃあ、また。」



ちあきは空也にキスされた所を手で押さえたまま車を見送った。



あたし、ついこないだまで彼氏いらないとか言ってたのにね…



そう思いながらもちあきは空也の喜んだ顔を思い出してフッっと笑った。



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