甘い君に溺れて
「空也ー
今日何かすっごいご機嫌ね?」
常連客を接客中に笑いながらそう言われた。
「そうですか?
まぁ、今日はとことん飲みましょう♪」
「こんなに嬉しそうな空也初めて見るわね。」
空也はクスッっと笑ってお酒を渡した。
ヤベー…
今日、俺そんなに顔に出てる!?
でもちあきさんと両想いになったのに喜ばずにはいられないだろ?
やっと見つけた俺が心から話せる相手だった。
挫折してた俺を救ってくれた大切な人なんだ。
これから絶対離さねぇ。
もう少しだけ猫被っとくかー♪
なっ、ちあき?
「空也、おめでとう。」
「…え?」