甘い君に溺れて



「すいません。
寝てました?」



「起きてようと思ってたんだけど、いつの間にか寝ちゃってて。」



「ちあきさん…」



「今仕事終わったの?」



「はい。
仕事終わってすぐ電話したくて電話しました。

だから時間見てなくて。
すいません。」



携帯から空也の申し訳なさそうな声がしてちあきはフッっと笑った。



「ちあきさん?」



「なんでもなーい。」



「本当に?」



「とりあえず、別に謝らなくてもいいから♪
気にしないで。」



「はい。

ちあきさん…
今度はいつ会える?」



急に艶っぽい声で言われてちあきはドキッっとした。



「え?んーと…
あたしは仕事時間以外だったら全然いつでも…」



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