甘い君に溺れて



「まぁあたしは聖しか興味ないけどね♪」



「あぁ…そう。」



ちあきは呆れたように返事をして、コーヒーを一口啜った。



「で、空也くんと付き合ったんでしょ?」



「ふごッ…!!」



「あははは!!
ちあき汚ーい♪」



ちあきはストレートな結衣の発言に飲んでいたコーヒーを吐き出しそうになった。



「な゛っ!?
何でそれをっ!?」



「聖が昨日言ってたよ。
もしかして、あたしに言うつもりなかったの~?」



「言わないつもりはなかったけど…」



「ふーん…どうだか…」



「そもそも結衣こそ聖さんと付き合ってるの?
あたし何も聞いてないけど?」



「付き合ってないよ。」



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