甘い君に溺れて
ちあきは席に行く前に京太の方に少し振り返った。
「京太くん、暇が出来たら席に来てね?」
ちあきはにっこり笑って言った。
隣の空也は驚いたような顔をしていた。
京太は何も言わずに立ち尽くしていたが、笑顔で言った。
「ちあきさん…はい♪」
あらら?
この展開は…おもしろーい♪
側で様子を見ていた結衣はニコニコしていた。
「結衣、余計なことするなよ?」
ボソッっと聖が言った。
「分かってるよー♪」
ニコニコして言う結衣に聖は絶対分かってないな…っとため息をついた。
ちあきと空也は席に着いた。
「ちあきさん、俺に会いに来てくれたんだよね?」