甘い君に溺れて



ちあきは席に行く前に京太の方に少し振り返った。



「京太くん、暇が出来たら席に来てね?」



ちあきはにっこり笑って言った。



隣の空也は驚いたような顔をしていた。
京太は何も言わずに立ち尽くしていたが、笑顔で言った。



「ちあきさん…はい♪」



あらら?
この展開は…おもしろーい♪



側で様子を見ていた結衣はニコニコしていた。



「結衣、余計なことするなよ?」



ボソッっと聖が言った。



「分かってるよー♪」



ニコニコして言う結衣に聖は絶対分かってないな…っとため息をついた。



ちあきと空也は席に着いた。



「ちあきさん、俺に会いに来てくれたんだよね?」



< 48 / 161 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop