甘い君に溺れて
「うん…まぁ。」
間近で見つめられ、しかも下でちあきの手を自分の手と絡ませながら言うもんだから、ちあきは少し言葉に詰まりながら言った。
しかし空也にとっては全く違う意味に捉えていた。
ちあきは京太に会いに来たのか…!?
ちあきは俺の彼女だろっ?
あー俺初っぱなから嫉妬しまくってて絶対重いよな…
「空也…くん?」
少し俯いていた空也を心配そうに下から覗いた。
「……っ……!?」
「どうしたの?」
「あ、いや…別に…」
「…………?」
空也はキスしたくなる気持ちを押さえるように他の話題に変えた。
「今度の休みはどこに遊びに行きます?」