甘い君に溺れて
「あたし?」
「はい、ちあきさんにしか出来なくて。
空也さんには内緒で…」
ちあきはどうしようか迷っていたが、京太が困っていそうだったので静かに頷いた。
「本当ですか!?
やったー♪
じゃあ、これ俺のケー番なんで電話下さい。」
「分かった。」
「じゃあ指名行ってきまーす♪」
「行ってらっしゃい♪」
同じホストクラブの仲間なんだし、いいよ…ね?
困ってるみたいだし…
ほっとけないし…
また後で空也くんにはちゃんと事情話せばいいしね?
ちあきのお人好しな所がマイナスに出るとも知らずに…
「ちあきさん、ただいま。」
「あ、もう指名いいの?」