甘い君に溺れて
「お待たせー♪
空也くんの口に合うか分かんないけど…」
「いただきます。」
空也はケーキを一口食べた。
「ん、うまい!!
これちあきさんが作ったんだよね?」
「うん。
喜んでもらえて良かった~♪」
ちあきは嬉しそうに笑った。
空也はペロッとケーキを綺麗に食べた。
「ごちそうさまでした。」
「いーえ♪
何か無理矢理来させちゃってごめんね?」
「いや、全然ですよ?
それより…
そろそろ空也って呼んでくれませんか?」
「え、うん…
く…空也…?」
ちあきは照れているのか戸惑いながら言った。
あ、やべかもー…
「ありがとう。
ごめん、もう帰ります。」