甘い君に溺れて



「サド嫌いだった?
最初の俺の方が良かった?」



「べっ…別にどっちでも…―」



「はっ…あははは!!!」



「ちょっと、そこ笑うとこじゃないけど?」



「ごめん、ごめん。
嬉しくてつい♪」



ちあきは「べっ…別にどっちでも…―」の後にかなり小さな声で「好きだけど」と言ったのだ。



「それ、本当に喜んでるのー?」



「もうかなりね♪
ちあきは俺のもんだから。」



空也はにっこり笑いながら言うので、本当に喜んでいるのだろうとちあきは思った。



「じゃあいただきまーす。」



「え、キャッ…!!///」



二人の幸せな時間はまだまだ止まりそうになかった。



< 64 / 161 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop