甘い君に溺れて
「え?
覚えて…ない」
「はぁ?
あんなイケメンを覚えてない?
信じられない…」
ちあきは改めて聖の方を見た。
確かにカッコいい…
落ち着いてる感じでスラッっとしてて大人って感じ…
「確かに…
カッコいいね…」
「でしょっ?」
「ま、結衣のお目当てはあの人なんでしょ?」
「さすがちあき♪」
「だろうね~…」
そう話していると聖と一人のホストがやって来た。
「結衣さん、ちあきさん。
お待たせしました。」
その声にちあきと結衣は顔を上げた。
「はじめまして。
ご指名ありがとうございます。
空也です。」