甘い君に溺れて



…………………――



土曜日



「あっ、ちあきさーん♪」



先に待ち合わせ場所に居た京太がちあきを見つけると、笑顔で駆け寄って来た。



「京太くん、早かったね?」



ちあきも待ち合わせ時間より前に着いたが、京太の方が先に居た。



「当たり前じゃないですかー♪
ちあきさんを待たせるわけにはいきませんから?」



「おっ、やっとNo.2らしいところが見えたね?」



「ちあきさん、ひどいっすー」



「あははは。
冗談だってー」



「あぁもう…
行きましょっ!!」



そう言って、京太はちあきの腰に手を回して歩き始めた。



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