甘い君に溺れて



空也にも付き合ってない頃に、同じことをされていたので、ちあきは腰に腕を回されることに、何の違和感も感じなかった。



「ねぇ、どこ行くのー?」



「いいところ♪」



「いいところー?」



数分後二人は映画館に着いた。



「…映画?」



ちあきは少し笑いながら言った。



「ちあきさんこうゆう映画好きそうだったから?」



「よくご存知で?
さては結衣に聞いたでしょ?」



「えっ、いや…」



「ふふっ♪
ちょうどこの映画見たかったの。
行こ、行こ。」



ちあきはスタスタと映画館へ入っていった。



その頃空也は…



「鏡花さん、ハッピーバースデー。」



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