甘い君に溺れて



ちあきは居間にちょこんと座った。



空也はちあきと向き合うように座った。



「今日、何してた?」



「京太くん…と会ってた。
で、でも浮気とかじゃないよ?」



「俺はちあきのこと信じるって決めたから、最初から話して?」



「京太くんに相談があるって言われて会うことになってて…

でも帰りに告白されて。
あたし京太くんの気持ち知らずにひどいことしちゃった…」



ちあきの目が少し潤んだ。



「京太くんは悪くないの。
気づかなかったあたしが悪いの…。

気づいてたら空也のことちゃんと言ったよ?」



「わかった、わかったから。」



空也はギュッっと優しく抱きしめてくれた。



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