甘い君に溺れて
前から結衣は強引なとこあるけど、今日ほどそう思ったことはなかったちあきだった…
まぁ結衣は聖さん狙いだからしょうがないか…
「隣いいですか?」
「あ、はい。
どうぞ…」
「失礼します。」
空也はちあきのすぐ隣に座り、足を組んだ。
「お酒は強いですか?」
「んー普通ぐらいかなあ…」
「じゃあ、あまり強すぎないのにしましょうか。」
そう言って空也は指を鳴らし、したっぱのホストに何やら耳打ちをした。
「名前、ちあきって言うんですか?」
「うん。
ひらがなでちあき。
空也って本名?」
「はい。」
「へー今時の名前って感じだね。」