甘い君に溺れて
SToRy05
その日の昼過ぎ、ちあきはよくやく空也から解放され、京太との約束の場所に来ていた。
「ちあきさん♪」
京太はこの前と同じようにちあきを見つけると笑顔で来てくれた。
あたし…本当にバカだ。
気付かなかった方がおかしかったよ…
「京太くん、急に呼び出しちゃってごめんね?」
「いえいえ。
あ、ちあきさん昼飯食べました?」
「うん、食べたよ。
京太くんは?」
「俺も。」
「…そっか。
あの、それで話しってゆうのは…」
ちあきが言葉に詰まりながら言うと、京太はフッっと笑った。
「遠慮しなくていいですよ?」
京太の笑った顔はとても悲しそうでちあきの胸が痛んだ。