甘い君に溺れて



「ちあきさん、意外に泣き虫なんですね?」



「誰かさんと同じこと言うね?」



やっとちあきの涙は止まった。



「あははは。

やっぱり空也さんには勝てないなぁー…」



「京太くん…」



「ちあきさん、空也さんに愛想が尽きたらいつでも俺ん所に来て下さいね?」



「クスッ…
ありがとう。」



すると京太はグイッっとちあきの手を引いて、ほっぺたに軽くキスをした。



「………!?////」



「空也さんには内緒ね?
じゃあまた店に遊びに来て下さいね。

バイバイ…ちあきさん。」



「うん、ありがとう!!」



ちあきは京太の背中が見えなくなるまでその場に立っていた。



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