甘い君に溺れて



「空也、待って。」



「どうしたの?」



空也が不思議そうにちあきを見た。



「あの…ごめんなさい!!」



「…は?何が?」



「最近、自分の仕事が忙しいからって空也に気を使わせちゃったから…

空也だって働いてるのに…」



ちあきは申し訳なさそうに俯いた。



「はぁ…
何を言うかと思えば…」



「…え?」



ちあきは顔を上げた。



「ちあきこそ、俺に気を使わなくていいから。

けど、無理し過ぎんなよ?」



空也は優しく笑った。



「空也…ありがとう。」



すると空也の手がちあきの頬にそっと添えられて、二人の唇が重なった。



「……っ……」



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