花言葉
「あの・・・ね? ただ翼唆君が
かっこよかったから・・・だよ。」
・・・え? 俺?
「背、高いし、顔も大人っぽいし・・・」
・・・まじ? なんかテレるし。
「年上の人には敬語使いなさいって親に教えられていたから、つい・・・ね。」
俺が老けてたわけじゃねーのか。
・・・ちょっと自信ついた。
って、お・・・早えー。そこの角を曲がればもうすぐ着くな。
「・・・着いたぞ。」
「ここ?」
しゃべってたら、いつの間にか到着した。
「入っていいの?」
俺は無言でうなずく。
「おじゃましまーす・・・。」
おじゃましまーす、って人んちの家じゃねーんだから・・・
「うわー!! すごいっ!!!」
でっけー声だな。
中を見てめっちゃハシャいでるし。
俺コイツのこと、まだよくわかんねーけど・・・
この仕事引き受けて良かったかもな。