花言葉

*翼唆SIDE*



「ふぁー・・・。よく寝た。」


「あっ! 起きましたか? これお水
です。 どうぞ。」


だれだコイツ・・・ っていうかなんで
俺、ひざまくらなんかされてんだ?


「あぁ・・・サンキュ。」


とにかくまず起きて隣に座った。
そしてもらった水を飲む。


「ここ・・・どこ?」


「駅のホームです。 さっき倒れかけ
たんですよ? 覚えてませんか?」


あぁ・・・なんとなく覚えてる気がする。


「最近、忙しくて寝不足だったんだ。
それで・・・ サンキューな。」


っていうか、いつからコイツいたんだ? もしかしてずっといてくれたのか?


「今何時?」


「5時半ですよー。」


もうそんな時間か・・・行かねーと。


「大丈夫ですか? 歩けますか?」


心配しすぎ。どんだけ気ィ遣ってんだよ・・・
とにかく早く帰んねーとウザいからな・・・


「じゃ、帰るから。気をつけろよ。」







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