リクエストを基にした・【Kiss】シリーズ 『甘々』・3
『甘々』・3
「『可愛い』なんて、あてにならないわ!」
「…急に何を言い出すんだ?」
「だって! そう思わない?」
わたしは憤慨しながら、シャープペンを握り締めた。
「人はいろんなところで『可愛い』を使うじゃない? 社交辞令でもしょっちゅう言うしさ!」
「一理あるが…。お前、勉強飽きたのか?」
「うっ…★」
「せっかく現役の塾講師の俺が来ているのに、飽きるとはひどいヤツだな」
「だっだてぇ。…少しは休みましょうよ。いい加減、疲れたわ」
「最初っからそう言えばいいのに。いきなり何を言い出すのかと思った」
「…でもそう思っているのは事実よ」
「お前は『可愛い』から。いろんな人から言われ過ぎて、疑心暗鬼になっているだけだよ」
「…急に何を言い出すんだ?」
「だって! そう思わない?」
わたしは憤慨しながら、シャープペンを握り締めた。
「人はいろんなところで『可愛い』を使うじゃない? 社交辞令でもしょっちゅう言うしさ!」
「一理あるが…。お前、勉強飽きたのか?」
「うっ…★」
「せっかく現役の塾講師の俺が来ているのに、飽きるとはひどいヤツだな」
「だっだてぇ。…少しは休みましょうよ。いい加減、疲れたわ」
「最初っからそう言えばいいのに。いきなり何を言い出すのかと思った」
「…でもそう思っているのは事実よ」
「お前は『可愛い』から。いろんな人から言われ過ぎて、疑心暗鬼になっているだけだよ」